ストーカー対策

「いい加減にしないと、警察を呼びますよ。」彼が何の役にもたたないとわかったので、ストーカー対策について調べまくり、思いきって向かいのマンションの男に言った。
「警察?」相当、出会い系サイトでも驚いている様子。
いつもの余裕の表情は、どこにもない。
「今まで私を脅した内容は、全て記録してあります。
(本当は話していないけれど)両親にも相談済みです。
親戚に警察管がいますから、ここまで言っても辞めてくれないのなら訴えます。」いつものびくびくした口調とは違うキツイ口調でそう言うと、目の前の男の顔が青ざめて言った。
「俺、そんなつもりじゃ・・・。」「あなたにそういうつもりがないとしても、私が不快に感じたのなら訴えられるらしいですよ。」「・・・。
俺、そんなに嫌われていたの?」ちょっと可哀想な気もしたけれど・・・。
彼が助けてくれないんだから仕方ない。
自分でどうにかするしかない。
「あなたに恋愛感情はありません。
これからは本当に偶然、出会ったとしても声をかけてこないでください。
迷惑です。」「・・・・・。」情けない様子で黙り込む男。
あぁ、すっきりした。
もし、これでもしつこくしてくるようなら本当に警察に相談しよう。
もう、関わりたくない。